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「準古典」は宝の山

(photo by Jani Halinen

我々Lucy Projectは、だいたい70~100年くらい前の戯曲や小説、いわゆる「準古典」に注目している。
なぜなら、準古典は著作権が切れていて使いやすいといった世俗的な理由ではなく、
そこに描かれている人々は、やはり昔も今も変わらないただの「人間」だからだ。

ありがたいことに、その時代の人々は、ケータイを持っていないし、インターネットも使っていない。
例えば、誰かにメッセージを伝えるためには、手紙を書くか、誰かに頼んで伝えてもらうか、あるいは直接会って話す必要がある。そこでは、間違いなくドラマが生まれる土壌があるのだ。
もどかしいほどのすれ違いも、心の葛藤も生まれる。誤解もあれば思い過ごしも起こりやすい。
だからこそ、生き生きとした人間を表現することが出来るのである。
そして、喜ばしいことに、このような準古典は山のようにある。掘れば掘るほどいい作品に出会える。まさに宝の山状態だ。

「三夜叉」(原作:金色夜叉)、「出口なし」、「痴人の愛」と続いた準古典の四作目は、
太宰治原作の「斜陽」である。もちろん、原作を忠実になぞりながら、
さらに新しい要素を加えて劇的な展開の作品に仕上がる予定である。

色々あった平成28年を締めくくる12月、ぜひ劇場まで足を運んでいただきたい。

<LccyProject公演「斜陽」(原作:太宰治)>

◆日時
平成28年12月17日 土曜日 14時30分~  18時30分~
平成28年12月18日 日曜日 11時~ 14時~ 18時~

◆場所 座九条(大阪市西区)

詳細は、こちらのページで。

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